モリタ会長ブログ
やり場のない気持ち
ロシアのウクライナ侵攻情報が毎日発信されています。
たまたま昨日ある本を読もうとして、小川未明という小説家・童話作家の「野薔薇」に出くわしました。老兵士と青年兵士の絆を戦争が引き裂いたことが、‟戦争は悪"と誰でも感じとれる内容でした。その後、小川未明さんのことが気になり調べていくうちに現在と通じるようなことを感じました。未明さんは4度の戦争を生きている間に経験しています。戦時中に貧困のため息子さんを亡くされたことで、しばらくは悲しみで文章も書けなかったということから、戦場に直接行って戦ったわけでもありませんが戦争が起こす悲劇を身近に感じていたのではと思いました。ロシアのウクライナ侵攻がもたらす未来にも同様な貧困者が増える世界が待っていると思うと、今でも貧困者をなくそうとしているのに世界はどこに向かっているんだ、と怒りがこみ上げてきます。