モリタ会長ブログ
気持ちが伝わること、地域の良さが伝わること。
ひさしぶりの休日、子供たちに「どこへ行きたい。」と問いかけると、「お婆ちゃんが元気になるよう、お守りを作りに行きたい。」と言うので、「どこで、作ることできるの。」と再び問いかけると、「じょうはな織館!」即、返事が返ってきました。
事前予約をして行くと、外壁はレンガ造りで、吹き抜けの階段など古き良き雰囲気が建物にありました。既に手織りのお守り作り体験の準備がしてあって、すぐに作業に取りかかりました。丁寧に教えて頂き、50分ぐらいで手織りのお守りが完成しました。子供たちは大喜びで、「また、ここに来たい。」と言っていました。
さて、そのお守りをお婆ちゃんに渡すと、みるみるうちに笑顔になって孫に「ありがとう、これで元気になれる。」と言うではないですか。なによりの良薬になったと思います。
しばらくして、株式会社松井機業の松井紀子さんと出会う機会がありました。松井さんの『城端しけ絹』に対する過去から未来に対しての想いをお聞きしました。わたくし以外にも多くの方が聞いていたのですが、皆さん感銘していました。確かに松井さんのお話されたことが、じょうはな織館内に掛けてある額の中に歴史としてきちんと描かれていました。城端という町での織物がこうして町と共に発展してきたが、今は違う、だからこそ良いものを残すためにもこれからはこうしていくんだ!、という松井さんの想いが子供たちが作ったお守りと重なって心に響いてきました。
だから、子供たちがこう言ったのだと改めて思いました。「また、ここに来たい。」